29.April.2003

今月に入って2度目のワクチンをなんとか済ませたよっちゃんは、とても機嫌が悪い。全神経が注射針を刺された場所に注ぎ込まれているので、注射を打った場所に触る真似をするなんて軽い冗談は通じる訳もなく、悲しみのオーラを発して、家族を心配させている。しかし、こんな時でも彼の食欲は、旺盛。それとこれは別なのだ。


28.April.2003

この頃毎日、よっちゃんが寝ているところへニニがやってきて添い寝をしている。よっちゃんの隣で眠りたいのか、この椅子で眠りたいだけなのか、その答えはニニに尋ねるしかない。普段からわりとニニに気兼ねをしながら暮らしているよっちゃんは、目が覚めると、ニニの機嫌を損ねないように、遠慮がちにそっと鼻を鳴らして、傍にいる家族を呼ぶ。うっかり動いてニニに唸られるのが怖いのだ。


10.April.2003

異母姉ルビーちゃんと一緒に歩いた、普段あまり足を運ばないその昼間の公園がとても気に入った。そこへ行くのは初めてではなかったが、初めて来た場所のような感じがしたのは、季節が違うからだろうか。満開の桜の下で実感する壮大な春もいいが、のどかで素朴な春の手ごたえも捨てがたい。あちこちに顔を出すタンポポや小さな青い草花の匂いを嗅いだり、ひんやりと湿気を帯びたふかふかのクローバーの絨毯の上でお腹を冷やしたり、小さな丘のようになった柔らかな芝生の上をわざと通ったり、皆、それぞれに春を感じて過ごした。


9.April.2003

「彼は食に対しては上品。」と家族に言われるオッド君だが、その食べ物に競技的な要素が加わると、俄然張り切ってしまう。宙に放ったフードをパクリと口で受けるなんていう遊びが始まると、オッド君の目は、よっちゃんのそれとはまた違う輝きを放ち、無言ながらも全身から「楽しい」というオーラがみなぎる。そして、この遊びを繰り返していたら、猛烈な食に対する執着ばかりのよっちゃんまでもが、空中で食べ物をくわえるのは、なんだか楽しいという事を知ったようだ。美味しいに楽しいが加わると幸せになれるのは、人も犬も同じ。


7.April.2003

今日は、年に一度の狂犬病予防集合注射の日。今年もイギー君と待ち合わせて、いそいそと出かけた。よっちゃんは注射が大嫌いだが、集合注射の場合は、屋外で大勢の犬達に気をとられているうちに、いつのまにか終わるから大丈夫なのか、1年前の事はすっかり忘れて、単に遠足気分なのか、順番待ちをしている間も3匹の足取りは軽く、表情も硬くなかった。そして、今年の注射はお尻に。よっちゃんが、一瞬顔をこわばらせたと同時に終了した。


4.April.2003

楽しみにしていた多摩川の河川敷へ行けなくなり、しかたがないので近所の桜並木へ向かった。今年の抱負である「四季折々の行事をこなす」に含まれる花見は、絶対欠かせないというのに、桜は待っていてくれないからだ。しかし、あいにくの曇り空、なんとなく満足できない。


30.March.2003

毛皮のクッションの上は、よっちゃんとセバスチャンが最近、特に気に入っている場所のうちのひとつ。この上に並んでの日光浴はふたりの日課である。40cm×40cmのこじんまりとしたスペースなので、遠慮のない寝返りは禁止。


28.March.2003

ちょこさんとよっちゃんの共通点は、食いしん坊という点である。食べ物を連想する音なら、どんなに小さな音でも、このふたりは決して聞き逃さない。そして、どんなにちっぽけな食べ物であっても、ふたりは決して興味を失わないのだ。