20.Feb.2001

とうとうここまでの仲になった。ジジはよっちゃんを好きという訳ではないけれど、まぁ、嫌いじゃないという感じ。よっちゃんを嫌って、暖かくて柔らかい膝や腕の中やベッドを手放すくらいなら、一緒にいる方が得、という程度なのだろうか。よっちゃんも床の上では乱暴にジジを追いかけるけれど、膝の上では謙虚な気持ちを忘れずにいる様子。これが動物社会の掟なのか?それにしても、ここ数日の間によっちゃんの手足がにょきにょきと伸びている。まるで黒馬のようだ。今度お見せしよう。


20.Feb.2001

これがよっちゃんの噂の特技である。名付けて「2本足食事法」。何度も後ろ足を上げたり下げたりしながら食べ続けるよっちゃん。足を上げている時間そのものは短いが、ムシャムシャ口を動かしながらこの逆立ちは結構凄いのではないかと思う。こんなよっちゃんを見ると、とても運動神経が良さそうにみえるが、よっちゃんは20センチ以上の所からの昇り降りはできない。だからよっちゃんは、ベッドからもソファからも落ちる事はできても降りる事はできない。こんな事よりも昇り降りを先にマスターして欲しいと家族はせつに願うのだった。


19.Feb.2001

どうやらここ数日の間、よっちゃんの成長と共に「お花の形をしたお鼻」が変形しつつある。現在のお鼻はじっくり見ると、お花というよりも「両手を開いたE.T」という感じ。よっちゃんの鼻の穴がE.Tの両目で、E.Tの顔にはちゃんと皺も刻まれている。顔にE.Tが住んでいるなんて、なんて凄いの、よっちゃん。次はどんな鼻に変身するのだろうか。


18.Feb.2001

このよっちゃんを抱いている男性S氏は、ニニと出会ってからかれこれ3年程経つがいまだに受け入れてもらえず、結局よっちゃんに落ち着いてしまった独り者である。彼は動物が好きなのに独り者なので、時々よその家の犬を連れて散歩へ行く。きっとよっちゃんも今後彼に連れられてあちこちに行く事になるだろう。この顔の男性とこの顔の犬を見かけたら、よっちゃんとS氏だと思って間違いない。声をかけてあげよう。


17.Feb.2001

よっちゃんは1日のうちの7時間をベッドの中で過ごし、10時間程をこの「よっちゃんバッグ」の中で過ごす。トイレに行きたい時は「ヒヒン」と鳴いて降ろしてもらい、用を足し終えて遊びにも飽きると、またこの「よっちゃんバッグ」に戻ってくる。このバッグの中にいると、料理の様子や窓からの景色も見ることができるし、ハンモックの中で揺られているようなので、昼寝もはかどる。ちょっと眩しい時には、潜って耳だけ出して眠る。


15.Feb.2001

よっちゃんの最近のお気に入りの場所は、台所の調理台の下の床と冷蔵庫の前である。何か美味しいものが落ちているかもしれないからだ。でも大抵大したものは無い。家族が神経質に一日に3回もクイックルワイパーをかけるからだ。だからか、よっちゃんはとりあえず何でも口に入れてみる。口に入れてから、はたしてそれはニニの食べこぼしなのか、猫砂の欠片なのか、ホコリなのか、からからになった御飯粒なのかを判断する。ちなみによっちゃんの第一希望、はニニジジの食べこぼしである。よっちゃん自身は絶対に食べ残したりなんてしないのでドッグフードを見つけるかもという期待はできないが、キャットフードは時々みつける。それに実はよっちゃんはキャットフードの方が美味しいと思っている。なぜなら、自分のはカリカリのドッグフードをお湯でふやかしたものだから、すぐに食べ終ってしまうけれど、ニニジジのはカリカリのままなので、時にはゆっくりと飴のように口に含んだり、カリカリかじったりしながら歯ごたえを楽しんだりできるからだ。だけど、よっちゃんが食べ物を採集しようとすればするほど、床は磨きあげられ、塵一つなくなってゆく。そして何も見つける事ができないまま、やっと食事の時間になると、よっちゃんは毎度喜びに震える。本当に震える。