8.April.2004

春は、注射の季節でもある。今年もよっちゃんが狂犬にならないように、注射を打ってもらった。この注射は、さほど痛くないのか、空の下で行われるから気がまぎれるのか、まだ一度も狂犬病予防接種でよっちゃんが声をあげた事はない。よっちゃんが大嫌いな注射は、今月下旬に控えている8種混合予防接種の方だ。毎年、注射針を刺したその瞬間から、負傷者としての扱いを要求するよっちゃんに数日間つき合わなくてはいけない家族は、今から既に気が重い。


6.April.2004

本日は散歩日和、と昨日から聞いていたので、異母姉ルビーちゃんを誘って、午前中から張り切ってドッグランへ出かけた。途中から、近所のイギー君も加わり、力尽きるまで遊んだ後は、すでに満開の桜の並木道を散歩。ああ、なんて有意義な1日だろう。そして、帰宅後のよっちゃんは、イビキをかく事も忘れ、まるで昏睡状態である。


1.April.2004

ふと、桜の木の下を通りたくなって、よっちゃんを連れて出かけた。まだ満開ではない桜を見上げ、少し安心して、よっちゃんを見たら、よっちゃんは、他の犬達の痕跡を分析する事に神経を集中させていた。そんなに分析してどうなるのだろう、と思うのだが、きっとよっちゃんには、よっちゃんの考えがあるのだろう。


29.March.2004

冷蔵庫の中を満たすために買い物へ出かけた車内で、芝生を見つめるよっちゃんの期待に満ちた表情に、ちくりと罪悪感を感じ、急きょ、ヴィンチ君を誘って公園へ出かけた。ほんの2時間程の散歩だったのだが、よっちゃんには、いい気晴らしになったようだ。その後の車内で深い眠りにつくよっちゃんの顔を見て、そう思った。


25.February.2004

風そよぐ穏やかな春の陽気の中、横浜の街を散策した。石畳の上をちょこちょこと歩き回る鳩をじーっと観察したり、中華街の路地裏に入って行く猫を目で追ったり、甘栗や豚まんの香りに陶酔したり。家族は、昼にラーメン博物館で頑張り過ぎたせいで、せっかく中華街にいるというのに、夕食時になってもお腹が空かない事を、とても残念に思ったけれど、よっちゃんは、そんなことはどうでもよいという顔をしていた。


17.February.2004

春一番の風が通り過ぎ、ベランダではもう、クロッカスの花が咲き始めているというのに、冷え性のよっちゃんは相変わらず、モコモコしたベッドにポカポカの湯たんぽを置いて、ボワボワの布団に潜って顔だけ出すという暮らしを続けている。時々暑くなると、起き出し、仰向けになって涼んでは、また元に戻るの繰り返しだ。毎朝、ぶつぶつ言いながら湯たんぽを前足で引っ掻く「早く湯たんぽを暖めて。」の主張は、あとどのくらい続くのだろう。


11.February.2004

近頃、よっちゃんは、「顔とお尻が丸くなったね。」とか「顔もお尻もムチムチしたんじゃない?」など、女性が言われたら、どんよりしてしまいそうな事を言われるが、よっちゃんは幼い頃、なかなか太れなくて、病弱なところがあったので、「ムチムチしてきたね。」は、「ますます魅力的ね。」という風に家族は解釈している。太ってもますます魅力的だなんて、羨ましい。