23.February.2002

よっちゃんは、気が滅入ると大きくため息をつく。「お留守番」「お尻パッシンだね」「じゃ、元気でね、いい子でね。」「待ってて」などの言葉を投げかけられると、うつむき加減で大きく肩で息をつく。ため息ばかりつくと、きっと犬でもストレスが溜まるから、あまりそれらの言葉を使うのは躊躇われるが、ため息のつき方がなんとも可愛いので、時々つい、わざと言ってしまう。


22.February.2002

よっちゃんは留守番が大嫌いだ。ごはんを置いて出かけようとすると、ごはんを残して玄関へ鳴きながら走る。思いきり飛び上がってなんとか腕の中に入り込もうとしたり、それに失敗するとコートの袖に噛み付く始末だ。連れて出かけても、結局車内で待機するだけなのだが、車内待機はまだ許容範囲なのだ。景色にはたいして興味はないけれど、静かに、ややはにかんで待っていれば、時々罪悪感にかられて、途中で広い公園へ連れていってくれる可能性もあるし、少なくとも運転中はずっと膝の上にいられるからだ。それに比べて、家で留守番をすると、トイレの心配もないから予想以上に帰りが遅い時もあるし、時々他の動物と浮気した余韻を残しながら、何もなかったかのような態度で帰ってきたりすることもあるのが、よっちゃんはどうしても許せないのだ。そんな時には怒りに震えてしまう。


18.February.2002

2ヶ月半ぶりに会ったオッド君は、よっちゃんよりもひとまわり大きかった。はじめは彼の成長ぶりに押され気味のよっちゃんだったが、培ったテクニックと気合いでなんとか五分五分に。この場合、五分五分というのははっきり言ってしまえば、夫の役と妻の役を交代でするということだ。今流行りの犬の遊びは、「おままごと」としておこう。彼らのおままごとは4時間にも及んだ。


15.February.2002

よっちゃんはビリー&ウィリー夫妻に出会った。大き過ぎるので臭いをかげないし、トトまで静かになってしまうし、ビリーさんは動くし、よっちゃんはどうしていいのかわからなかった。ただわかったのは、顎髭の長い方はビリーさんということだけ。家に帰ってからも「ビリーさん」という言葉を聞くと、よっちゃんはドキッとしてしまうのだった。


14.February.2002

よっちゃんにはおやつの隠し場所がある。パソコン机の下にある蓋付き籐の籠の上だ。そんなに口寂しくない時におやつをもらうと、大抵そこに隠すことにしている。隠しておくという行為をトトから学んだのだ。ここなら大丈夫と思いつつも、万が一に備えて、隠した場所から1mの所で見張り番もする。だから、その場所は家族皆が知っている。トトは以前、カーテンの裏を隠し場所にして、よっちゃんと同じように見張っていたが、見張り疲れて、今ではアゴの下に置いて昼寝をすることにしている。


11.February.2002

今日のように太陽が顔を出さない日は、専用ブランケットの中で過ごす。ブランケットを被ったまま歩き回るのは快適で、みの虫は頭がいいななんて思ってしまう。ブランケットの中で転がりながら物思いに耽ったり、ガムを噛んだりするのも楽しいのだが、ガムは、ようやく大きいまま柔らかくなって、いざ飲み込もうとすると、取り上げられて捨てられてしまうので鬱憤が溜まる。怒って唸ると、お尻まで叩かれたりする事もあるので、その時は本当に嫌になってしまう。