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冬のよっちゃんの一人掛けのソファには、毛皮のクッションとパシュミナのショールが登場する。それらに挟まれながら、コロコロと左右に転がって肌触りを楽しむのが、よっちゃんは大好きだ。こうして幼き頃を懐かしんでいるのかもしれない。 ところで犬の肉球は、冬のアスファルトの上でかじかんだりしないのだろうか。どこまで防寒に気を使えばいいのかわからない。 |
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11月に入り、本格的に寒くなってきた今日この頃、3匹は毎日恒例のベランダピクニックから3分で戻ってくるようになった。外の様子は気になるが、長居は無用ということらしい。戻ってくる時はなぜか皆足早で、目指すは人肌である。 |
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久しぶりにさとこちゃんがケーキを持って遊びに来てくれた。気心しれた間柄のよっちゃんとさとこちゃんは、とても嬉しそうに再会を果たしたのだが、よっちゃんは、途中からさとこちゃんにメラメラと恋心を募らせ始め、愛しい気持ちを体当たりでさとこちゃんにぶつけた。気持ちをぶつけられたさとこちゃんの方は、受け身の体勢を守りつつも、前足でよっちゃんのアタックをさえぎるというやんわりとした防御策を講じた。さすが大人の女性である。 |
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最近はすっかり日の落ちるのが早まり、5時を過ぎると真っ暗になってしまうので、いつもよりも早めに古巣の公園へ行った。しばらくすると、辺りがだんだんと薄暗くなってきたので帰ろうとしたら、ようやくよっちゃんのお友達が続々と集まってきた。公園の犬達は皆、ネオンの付いた首輪や胴輪にライトを付装着しているので、真っ暗の中でも螢のように楽しげに走り回っていた。秋の夜長に何十匹もの赤や黄色の巨大螢がなんとも賑やかで楽しい。その中でもウ−ピー君の付けた灯りは、真っ赤なスポットライトが地面を照らすタイプなので、一緒にいるよっちゃんは、スポットライトを浴びながら夜の公園を駆け回ったのだった。デジカメを持って行かなかったのがなんとも惜しい。 |
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ピペちゃんがお揃いのお洋服をお土産にもって、遠くから遊びに来てくれた。よっちゃんが自分より小さなボストンテリアに出会ったのは、これが初めてで、しかも少女という事で、よっちゃんは喜びに震えた。しかし、ピペちゃんは、リーダーになるべくして生まれた気高い気質の持ち主なので、よっちゃんごときには負けなかった。体の大きさのハンディは、気合いでカバーし、最後まで互角に戦い抜いたのだ。しかしながら、イギー君には敗北を認めたようだ。2倍以上の重さでは太刀打ちできないのがわかったらしい。負けず嫌いのピペちゃんは、次回までに、もっともっと大きくなりたいと切に願ったに違いない。彼女の顔がそう物語っていた。 今回わかった事は、よっちゃんの顔は、やはりとても大きいという事。そして、次回はきっとピペちゃんに負けるだろうという事だ。 |
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よっちゃんがお散歩に行かなくなってから、1週間を迎えようとしていた今日、イギー君が遊びに来てくれた。期せずして発散の場を与えられたよっちゃんは、溜まりに溜まったエネルギーを日が暮れるまで放出し続けた。若さ溢れる少年達も別れを告げる頃には、揃って肩で息をし、目は充血し、口の端から舌を覗かせていた。明日、よっちゃんには留守番をしてもらう予定なので、独りでゆっくりと疲れた筋肉を癒してもらいたい。 |
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よっちゃんのあまり好きでない食べ物を発見した。それは、レタスだ。夕食の時、ドライフードの上にレタスの千切りと無糖ヨーグルトをトッピングして出したら、レタスだけ残したのだ。あのよっちゃんが、これまでに何かを残すという事態はこれが初めてで、普段はベランダのブーゲンビリアの花びらまで食べてしまうというのに、レタスだけは残したのだ。しかし、食後1時間程経過し、やや口寂しくなったころに、お皿に残った寂しげなレタスを発見すると、食べた。だから、はじめに述べた通り、レタスはあまり好きではないのだ。 |
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