8.February.2002

よっちゃんの行動は、遊びに来た相手によって随分違う。相手がさとこちゃんの時は、喜びに震えながら全力で息が切れるまで遊ぶのは、いつも始めの30分程度で、その後は、誰かの膝や足元でガムを噛んだりしながらなんとなく過ごす。そして、そのまま数時間が過ぎ、「じゃ、そろそろ...」と帰り支度を始める頃になると、またスクッと立ち上がり、思い残す事のないようになのか、余力でまた遊び始めるのだが、よっちゃんは、さとこちゃんと一緒に家族まで去ってしまわないかが気にかかり、さとこちゃんは、自分の家族に置いて行かれたら嫌だなと思っているので、ふたりのその余力の遊びも、家族の動向をうかがいながら、少々上の空という感じで行われる。では、もしも会う時間が30分足らずだったとしたら、どうなるのだろうなんてちょっといじわるな事を考えてしまう。


6.February.2002

今日は最高気温が10度に達するとの予報を見て、異母姉ルビーちゃん達と待ち合わせ、広い運動公園へ向かった。海から遠くないこの辺りは、ある程度気温が高くても風が強いので、公園へ着くと、まずは慎重に風の吹く方角を見極め、風を防いでくれそうな木々の近くに落ち着く場所を決める。彼らはどういうわけか広くて見通しの良いグラウンドを駆け回るよりも、木々の合間をぬって駆け回る事を好むからだ。広すぎると落ち着かないのは、なぜだろう。


28.January.2003

よっちゃんの風邪がすっかり良くなったので、代官山で行われた会合に出席した。室内でこんなにも大勢の犬達と会うのはこれが初めてだったよっちゃんは、もちろん興奮に身を震わせて、まずは美味しい香り漂う厨房へ行き、その後、忙しく皆に挨拶まわりをした。しばらくして、最後に昼寝から目を覚ました年下でよっちゃんよりもずっと小さいノンタンという女の子に、よっちゃんは胸がキュッとなったが、ノンタンは「キッ!」とその気がない事をよっちゃんに伝えた。相変わらずよっちゃんは、ボストンテリアの女の子にもてない。


25.January.2003

昨夜遅くから、なんだかよっちゃんに元気がなく、いつもにも増して人肌を恋しがっていたのは、オッド君の帰宅を惜しんでからかと思っていたが、どうやらよっちゃんは風邪をひいているようだ。常に瞳が潤んでいる状態で、鼻水が止まらない。病院へ連れて行くべきか、このまま静かに自宅療養させるべきか、悩むところだ。


24.January.2003

オッド君とよっちゃんの遊び方は、幼い頃から変わっていない。いつも引っ張り合って、追いかけ合って、取っ組み合う。人間なら既に成人の彼らの行動は、今後どのように変化するのだろうか。10年後の彼らは、小突き合ったり、ぼやき合ったりするのだろうか。


15.January.2003

今日はピエールさんと待ち合わせて、一緒に海辺を散歩した。海辺の公園は、ピリリとした冷たい北風が吹いていたけれど、太陽が顔を出している間は暖かかった。喉が乾くまで、よっちゃんとトトが駆け回ったのは、なんて久しぶりのことだろう。


13.January.2003

外は寒くて嫌だけれど、それでも思いっきり発散したいという時には、お友達にうちまで来てもらうのが一番、ということで、さとこちゃんに来てもらった。久しぶりに会ったさとこちゃんにも、「今日は思いっきり遊ぶわよ」という心意気を感じたので、よっちゃんは、心から喜んだ。さとこちゃんは女の子なので、時々「遊びには来たけれど、実際に遊ぶってわけじゃないのよ。」ということがあるからだ。全力で遊ぶよっちゃんにバウリンガルを装着したところ、「ンガ、ンガ」は、「僕の方が上だよ!」という意味になるそうだ。本当だろうか。